AIDS(エイズ)
AIDS(エイズ)とは
AIDS(エイズ)エイズとは、HIV(エイズウイルス;Human Immunodeficiency Virusヒト免疫不全ウイルス)に感染して起こる疾患で、HIVに感染すると免疫の機能が破壊されていく場合があり、そのなかで、免疫機能不全のため、発熱、体重減少、下痢、口腔カンジダ症、顔面の脂漏性皮膚炎、脳炎、悪性腫瘍などの症状が出てきてしまった状態です。
その結果、悪性腫瘍やさまざまな感染症にかかり、最悪の場合は死に至ります。現在では、HIV感染を早期に発見し、多剤併用療法などによりエイズの発症を抑制することが可能になってきています。このエイズの発症を抑えるという観点から、検査により感染後早期に発見することが重要です。
また、HIV感染の拡散を予防するという点からも早期の発見が重要となります。
<HIV感染の症状>HIVに感染後、6から12週で抗体が検出されるようになります。抗体出現の前後に一部の方では、一過性の発熱、頭痛、咽頭痛、リンパ節腫脹、発疹などの症状が出ることがあります。しかし、多くの方は、感染時より症状がないまま無症候性のキャリア(無症状ですが、HIVに持続的に感染した状態)となります。
◆郵送でエイズ検査ができるようになりました。
郵送検診採血の手順
ディスポーザブル採血管 2ヶ
採血管・採血口 各1ヶ
アルコール綿 1ヶ
1.採血器の準備をする
黄色のツマミを音がするまで本体の中に押し込みます。ストッパーごと本体を押さえてツマミをねじり、ツマミを抜き取ります。このとき、パットには触れないでください。
2.採血部を温めます
必ず採血部位を暖かい蒸しタオルでよく温めてください。
(血管が開き、血液がよく出ます。入浴後もいいと思います。)手が冷えたままだと血液がすぐに出なくなりますので、必ず暖めてから採血して下さい。採血部位は中指と薬指がいいと思います。
3.採血部位を消毒し、乾燥させます
採血部位をアルコール綿で拭き、自然乾燥させます。(アルコールが残っていると、血液が溶血してしまうことがあります。)
4.採血をします
1、採血管のふたを取り、左図のように採血口を取り付けます
2、採血器を指に強く押し当て、パットを押します。
パットよりバネ式に針が出て皮膚を血液が数滴でる程度に傷をつけます。
(それほど痛くありませんのでご安心ください)
3、指先を軽く押し、採血口に血液を入れます。
この操作を何回かくり返します。(途中で血液が乾いてしまうので、ティッシュで指先を拭いてください)
血液が出にくい場合は、指の根元からしぼり出すように押し出してください。
4、血液を入れたら、軽く振って採血管の下の方に血液を落とし、指ではじき混ぜます。