スキルス胃がんとは

そもそもスキルスとは「硬い」という意味を持ち、その名の通り胃の壁全体が硬くなるのが特徴です。 たとえば胃がんなら、胃の粘膜に最初の兆候が現れます。発生したがん細胞は、浸潤と言って周りの細胞にしみこむように広がると共に、増殖してかたまりを作ります。 通常は、がん細胞のかたまりは粘膜から隆起する形で出てくるため、胃カメラやバリウムの検査での早期発見は可能です。 しかし、スキルス胃がんは粘膜から隆起することなく、粘膜の下を這うように広がっていきます。よって、粘膜が荒れるために出てくる胃炎や胃潰瘍のような症状にも乏しく、初期では自覚症状がほとんどないのが特徴です。 よって、発見された時には、胃の粘膜の下で胃全体に広がっていることがあります。
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